スタッフインタビュー
Nさん (2016年入職)
新卒で共和病院に勤めてから今年で6年目になります。
中学時代は進路について特になりたいものがなく、デイサービスのヘルパーをしている母が手に職をつけるために看護師になるのがいい、という勧めを特に深く考えずに受け入れて衛生看護過程がある5年生の高等学校に進学しました。
最初は病院で働くイメージもなくて資格だけとろう程度の考えだったのですが、4年生の時、回復期病棟での実習のときに出会った患者さんのADLが日に日に上がっていくのが見えてすごく勉強にもなったんですが、何より患者さんとのかかわりが本当に楽しかったんです。体調が良くなっていくところでかかわれたということが看護師として働きたいという思いにつながりました。
共和病院は地域密着型の病院で急性期バリバリでなく落ち着いた環境で患者さんと係るイメージに魅力を感じて4年生の時に奨学金制度を申し込み、卒後入職することになりました。配属されている地域包括ケア病棟は、急性期治療を終えた後のリハビリが必要な患者さんを受け入れ、在宅に復帰できるよう援助する役割の病棟であり、患者さんの退院支援に係ることのできるという点でやりがいを感じることのできる職場です。
現場は幅広い年齢層のスタッフが働いていて、私は20歳で看護師になって入職したのでもちろん最年少、お母さんくらいの世代の先輩とのかかわりが多く年齢差がすごい!というインパクトが強かったです。そうであるからこそ先輩たちはみんな本当に包み込むように気にかけてくれるといった感じで温かい職場だと思います。
私はと言えば、1年目はとにかく手際が悪くてメンバー業務を一人でするようになったとき先輩たちはさっとすませてしまうところを午前中いっぱいかかってしまって、患者さんにすごく迷惑をかけてしまっていました。そんなときでも患者さんは「いいよ、いいよ」と新人の私には全然怒らないんですが、申し訳なくて、自分で自分が許せなくて、涙が出てしまうということもありました。その悔しさがこれについては、自分で克服するしかないという思いにつながって、点滴とかルートとか採血とか処置とか、自分からやらせてください、というようになれた、というか仕事に対する積極性につながっていきました。
現在はリーダー業務をしだしていて、メンバー業務の時とは違って全体の患者さんの把握、アセスメントをすることが求められます。それをさせてもらえるという程度にはスキルは上がっているのだと感じます。患者さんの小さな意見に気づけるのは私たちしかいないし、そこに気づけることを大切に培っていきたいですね。
将来…は普通に結婚して家庭をもってと思っていますが、先輩たちのように子育てをしながらも看護師を続けていくかどうかは、どうなんでしょう…考えたことがなくて…そうですね、旦那さん次第だと思います。