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06-6718-2221

診療科・部門

リハビリテーション科

理学療法士13名 作業療法士2名(2022年10月現在)

リハビリテーション科の特徴

当科では、急性期から亜急性期、慢性期に至る多様なステージの患者さまにリハビリテーションを実施しています。現在は整形外科の患者さまが比較的多数を占めますが、脳血管疾患の患者さまのニーズが高まる傾向にあります。2012年度にリハビリルームをこれまでの約2倍のスペースに拡充し、リハビリ環境の整備の強化に勤めてきました。2013年には亜急性期病棟を開設、2014年に地域包括ケア病棟に変更し、リハビリテーションの役割は益々重要になっています。

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション
  • 運動器リハビリテーション
  • 呼吸器リハビリテーション
  • 廃用症候群リハビリテーション

外来リハビリ

退院後や事故、整形外科疾患等のリハビリを行っています。



外来リハビリテーションの流れ

外来受診

リハ処方

リハビリの予約

開始

外来リハビリ対象

  • 整形外科疾患

  • 脳血管疾患

  • 呼吸器疾患

地域包括ケア病棟

「地域包括ケア病棟」とは、急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに対して在宅や介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を行う病棟です。
急性期治療を経過し、在宅復帰に向け、住み慣れた土地に在宅復帰支援を行うための病棟です。リハビリテーション科では理学療法士・作業療法士を病棟配属とし、チーム医療のみならず介護分野との多職種連携を強化しています。
自宅退院にむけての病棟であるため、それぞれの患者様の身体状態や家屋状況に合わせたリハビリを提供していきます。それぞれ家庭での生活環境も異なります。御自宅で日常生活を送るうえで個人に合わせた訓練を取り入れています。そのためにはチームでの連携や情報収集をしっかりと行い把握し、関わることが大切になります。

理学療法

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

作業療法

病気やけがによって、食べたり、歩いたり、着替えたり、料理をしたり、仕事をすることなどが難しくなっている人を対象に、その人が必要とする生活行為の獲得を目指します。病気やけがの直後から「こころ」と「からだ」の基本的な機能の改善を援助すると共に、新たな機能低下を予防します。 具体的には自分で食べられるようになる練習、住まいの中を移動できるようになる練習、トイレを使えるようになる練習といった身の周りのことや、家事、仕事、趣味活動などを援助します。 また高次脳機能の回復や環境設定の提案、代償方法の取得も援助します。

リハビリカンファレンス

当科では定期的にカンファレンスを開催しております。
医師を中心に、看護師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフが協同で行うことにより

  • 今行っているリハビリの効果。
  • リハビリ内容や目標を伝達。
  • リハビリを受けて退院の時期の見直しはあるのか

など多職種と情報共有し連携をとることにより、医師、看護師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフが参加患者のリハビリ状況をより深く把握できるようになり、他職種間で情報の共有、ゴールや入院期間といった方針の統一につなげています。

当院のリハビリ

物理療法

  • 低周波

    筋肉が緊張して血流が低下しますと、痛みを生み出す物質が放出されて痛みが起こります。低周波電流による治療は、マッサージにより痛みのある部分の血行を促進し、筋肉の緊張の緩和を図るものです。筋肉の疲れをケアし、痛みの軽減につなげます。また、電気刺激により、痛みの伝達を抑制します

  • 頸椎牽引

    頚椎牽引では、頭部の頚椎へかかる荷重を軽減させます。頚椎を引っ張ることにより、狭くなった骨の間隔を拡げ神経根や椎間板への圧力を軽減させ痛みを緩和させます。

  • 腰椎牽引

    腰椎を牽引することにより、椎間関節を離開し、神経根を除圧します。また、椎間関節周囲の軟部組織を伸張し、マッサージ効果により循環を改善し、筋のスパズムを緩和するとともに、椎間板及び椎間関節の軽度の変形・変位を矯正するとされています。

  • ホットパック

    熱、電磁波などのエネルギーを生体に加えることで、生理的反応を励起し、循環の改善や疼痛の軽減、リラクゼーションなどを行う治療法です。

  • 超音波

    超音波療法は超音波の機械的振動を照射する治療法です。超音波の振動によって血流の改善・増大、疼痛の緩和、 組織の伸展性の向上に効果が期待できます。

  • マイクロ波

    マイクロ波とは、他の治療機器では届かない患部の深部まで部分的に集中的に温めることにより血行不良の改善や痛みの緩和を図ることを目的とした温熱機器です。

運動療法

運動療法は、身体運動を通じて身体諸器官の機能を維持・改善することを目的とした治療法です。具体的には運動療法には以下のような目的があります。

  • 関節可動域の維持・増大
  • 筋力の維持・増大
  • 筋持久力の維持・増大
  • 運動の協調性の改善
  • 全身の生理機能の維持・増大

エアロバイク

有酸素運動は、心肺機能向上や脂肪燃焼効果などにより循環器系の疾患や糖尿病のリハビリに効果的だと言われています。糖尿病のリハビリ 有酸素運動は、上がり続ける血糖値を下げるための糖尿病のリハビリにも有効的だとして用いられています・足腰のケガや認知症のリハビリにも有効的だとされています

理学療法士・作業療法士の募集