人工透析内科
人工透析内科の特徴
共和病院透析室は、人工透析装置15台を装備し、腎不全で透析療法を必要とする患者さまの治療をサポートしています。室内は明るい雰囲気で、患者さまにリラックスして透析を受けていただけるよう環境を整備しています。
高性能透析機器オンラインHDFの導入
2012年8月に、オンライン用透析装置を装備し、患者さまにオンラインHDFを導入しています。
オンラインHDF(血液濾過透析)とは、膜技術により透析液を連続的に精製して血液濾過用の置換液を作成し用いる治療法であり、置換液量も大幅に増量することが可能となり、血液透析では改善しない、かゆみ、いらいら、不眠、骨痛の改善効果があるとされます。
共和病院透析室では、透析装置15台中14台のオンラインHDFの装置を装備し、すべての患者さまにオンラインHDFを提供できる環境を整えています。
オンライン透析の臨床効果
- 貧血(造血ホルモン抵抗性)改善
- β2microgiobulinの除去(透析アミロイドーシス予防)
- 低血圧(透析中の循環状態の改善)
- 動脈硬化の予防
- 栄養(レプチンの除去による食欲増進)
- 関節痛(手根管症候群の予防)
- かゆみの軽減
- いらいら感の消失(レストレック症候群)
- 生存率改善(一般の透析より良いとされる)
病と向き合う患者さまへ気持ちを込めて
透析治療をされている患者さまには合併症の予防と身体能力の維持、向上が特に重要なテーマとなります。主治医との協力の下、熟練したスタッフがサポートするとともに、病院の他部門と連携し、福祉相談や栄養指導、リハビリテーションなど患者さまの個々のニーズに合わせたサポート体制も整えています。また日常生活のポイントなどをまとめたポスターやパンフレットを作成し、患者さまに意識していただけるようはたらきかけています。
患者さまの更衣室には季節折々の飾り付け、クリスマスや七夕、お正月など、テーマごとにスタッフの手作りで装飾を施し、闘病生活を送っておられる患者さまに、ほんのひとときでも心の安らぎや季節感を味わっていただきたいという思いをこめています。安心と安全をモットーに、私たちは透析療法を受けられる患者さまに心を添える看護を提供できるよう、サービスの向上に努めていきたいと思います。
診療表
診療室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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第1クール 9:00~14:00 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
第2クール 15:30~20:00 |
〇 | 〇 | 〇 |
医師紹介
医師名 | 役職 | 出身・専門認定資格等 |
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梅田 優 (うめだ まさる) |
医師 |
出身 専門認定資格等 日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医 日本腎臓学会認定 腎臓専門医 日本透析医学会認定 透析専門医・指導医 大阪市身体障害指定医 医学博士 |