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06-6718-2221

診療科・部門

もの忘れ外来

診療科の特徴

1996年に認知症の専門外来を開設し、現在まで中断なく継続しています。
認知症は長期の経過をとることが多く、病状は変化します。当院では病状の変化に応じて定期的に診断、治療方針を見直しています。ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、訪問看護師と連携して在宅生活が継続できるよう援助しています。外来患者の80%以上は当院初診後5年以上在宅で生活されています。
特に力を入れているのは適切な治療を行えば回復が望める治療可能な認知症の早期発見です。初診患者の20%は正常圧水頭症やうつ病による仮性認知症等の治療可能な認知症です。多数の方が正常レベルに回復されています。

主な対象疾患は下記です。

4大認知症

①アルツハイマー型認知症 ②レビー小体型認知症 ③血管性認知症 ④前頭側頭型認知症

治療可能な認知症

①正常圧水頭症 ②アルコール性認知症 ③慢性硬膜下血腫 ④うつ病による仮性認知症 ⑤甲状腺機能低下症による認知症

その他の認知症

①嗜銀顆粒性認知症 ②神経原線維変化型老年期認知症 ③石灰化沈着を伴うびまん性神経原線維変化病 ④認知症を伴うパーキンソン病

こんな症状があればご相談ください。

  • 治療可能な認知症で多いのは正常圧水頭症です。①歩行速度の低下 ②認知機能の低下 ③尿失禁 があれば受診をお勧めします。
  • 当院が得意なのはレビー小体型認知症の診断治療です。①虫、動物、人の幻視 ②目の焦点が合わず、ぼんやりしている ③動作が鈍く転倒しやすい ④睡眠中に大声を出す 等の症状があればご相談ください
  • 一般の医師に知られていない認知症があります。うつ病等認知症以外の診断を受けているが認知症が心配な場合、一度診察させていただければと思います。

こんな検査を行っています。

頭部MRI

全症例VSRADを行い画像のコンピュータ解析で診断の精度を高めています。神経放射線科医に画像所見を依頼し希少疾患や重篤な疾患の見落としがないように努めています。

脳波

高齢者の非けいれん性てんかん発作は認知症と鑑別が困難な場合があります。主としてその鑑別のために行います。

頸動脈エコー

アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症も多くの場合脳血管障害の合併を認めます。頸動脈エコーで動脈硬化の程度を判定し必要があれば治療を行います。

頭部CT

心臓ペースメーカー植え込み術後等MRIの検査ができない場合に行います。
脳内石灰化病変が疑われる場合にも施行しています。

診療表

午前診療 9:00~12:30

診療室
⑥診 八木 高 富栄(第2,4)

午後診療 14:00~15:30

診療室
②診 八木 八木 八木 八木
⑥診 高 富栄(第1)

医師紹介

医師名 役職 専門医資格・所属学会など
八木 昭彦
(やぎ あきひこ)
医師 出身
東北大学医学部卒業

専門認定資格等
医学博士(大阪大学)
精神保健指定医
高 富栄
(こう ぶよん)
医師 出身
大阪医科大学出身

専門認定資格等
精神保健指定医
日本精神神経学会認定精神科専門医
日本児童青年精神医学会認定医
日本集団精神療法学会認定 グループサイコセラピスト