職員の素顔

Tさん 介護福祉士 2023年入職
1. 介護の仕事に就こうと思ったきっかけは何ですか?
私がまだ会社勤めをしていた頃、母を介護するために家に来てくれていたホームヘルパーさんのとてもやさしく母に接する姿にふれたことが、介護の仕事に興味を持ったきっかけだと思います。私自身、小さいころおじいちゃん子、おばあちゃん子でしたが、祖父も祖母も比較的早くに亡くしています。高齢者の方と話をすることが好きだという感覚もあり、介護の仕事をやってみるのもいいかなと考えて介護の仕事を始めました。
2. 入る前と入ってからでギャップを感じますか?
もちろん仕事で介護をする、となると、排せつ介助もありますし、体力を使う仕事も多く、しんどいことがたくさんあります。最初の慣れないうちは仕事をこなすことだけでいっぱいいっぱいになってしまっていて、周りが全く見えず介護というより作業をこなすだけになってしまっていました。でもそんな自分に対しても利用者さんは「ありがとう」と感謝してくださるんです。介護の仕事は、「人と接する仕事」という枠のいわゆる「接客業」とはコミュニケーションの深さの次元が違う、やればやるほど介護の仕事は今までの仕事というものと全然違うんだと感じました。
3. 仕事の魅力、やりがいについて教えてください
万寿苑には約3年前に転職してきたのですが、ユニット型ということもあり、利用者さんとマンツーマンでかかわる時間が多く、フロアごとに自分たちで考えた環境づくりや食事の工夫など特色を出しながら家族的な雰囲気のある施設です。
身の回りのお世話という仕事はこれさえやっておけば完璧というものはないと思います。ケアのひとつひとつ、皮膚のトラブルの予防、姿勢の改善とかもっと良くしようと思えばできることが日々いくらでもみつかるんです。そこに問題意識をもってスタッフと話し合ったり、文献で調べたり、YouTubeの動画でもたくさんの介護の工夫が投稿されていたりして、それを自分たちの仕事に組み込んでみたり、そうした創意工夫の余地がたくさんあることもこの仕事の魅力だと感じています。
私は、どちらかというと自分が話をするよりも人の話を聞くことが好きなのですが、お年寄りの方は本当に話題が豊富で、話したいことがたくさんあるんですよ。だから利用者さんと話をするのは本当に楽しいです。
4. これからこの仕事をしようとする方へのメッセージ
まず人が好きということ、口下手でも未経験でもかまいません、ご高齢者と接するのが好きで笑顔で接することができる人なら、介護の仕事はやってみる価値があると思います。是非、万寿苑で一緒に働いてみませんか。
