スタッフ紹介

この仕事ができて本当によかった 心からそう思えます

加端 美紀(看護師)

加端 美紀

子育てをしながら生活を支えていくために、なにか手に職をと考えてヘルパーの資格を取って訪問介護の仕事をしていたんです。当時はヘルパーの仕事は制限が多く、たとえば利用者の方から頼まれても爪を切ることもできなくて、ジレンマを感じるようになってきました。そのとき知人が准看護師になることをすすめてくれたんです。当時は子供も幼く、経済的に無理ではないかと思っていたんですが、働きながら資格がとれると聞いてチャレンジすることにしました。勉強が苦手だったので、中学生の時に通っていた塾の先生に頼みこんで、授業を後ろで聞くだけでいいならと無料で教えてもらったんですよ。当院へは、准看護学校卒業が近くなったときに共和病院職員の同級生から勧められて入職したんです。

准看護師として仕事に慣れてくると、准看護師と看護師の違いが思っていたよりも大きいと感じるようになりました。同じ手技を行うにしても看護師は根拠をもっていて、医療、看護に関する知識が枝葉にわかれていて、その場で判断できることの幅が違うなあ、という思いはヘルパーの時に感じたジレンマと似ていました。でもやっぱり経済的にも無理かなあと思っていた時、職場の先輩が、本当に熱心に勧めてくれたんです。入社4年目に進学コースに入学しました。私が夜勤入りの時は、学校を終えて病院に到着する18時くらいまで他のスタッフが残るというシフトができて、皆が協力してくれましたし、子供は両親が見てくれていました。

2012年に看護師になりました。患者さんが急変の時、指示を待って動くのではなく、自分である程度判断 モニターをつける、バイタルをはかる、どこを観察して、元の疾患の記録を見てと仕事の幅が広がりました。その分、自分の判断は間違っていないのか、見落としはないのかというプレッシャーも伴います。特に夜勤の時に患者さんのひとつの訴えを見過ごすことで、重大な見逃しにつながってしまう可能性もあります。患者さんのどういった部分を観察し、どういったことを見逃さないようにしなければならないか、職場の先輩たちは知識が深く、学ぶ点がたくさんあります。

学生時代の友人は私が看護師になったと知ると口をそろえて「信じられない」と言います。思い返せば、優柔不断な私をいつも誰かが後押ししてくれたおかげで、今の自分があります。昔の塾の先生、職場の先輩や仲間たち、両親の支えと、そしてずっと私を応援し、支えてくれた子供たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
病気が治ったらそれでOKではなく、心の中のこと、ご家族の想い、生活背景のことなど目に見えないところもトータルで患者さんにとってよりよい方向を考えていくことが看護なんだと教わりました。まだまだ学ばなければならないことは山積していますが、この仕事ができて本当によかった、心からそう思います。

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