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2015年度プリセプター・プリセプティー

2015年度プリセプター・プリセプティー

プリセプター 李 美沙さん2010年入職 看護師

7年目にして初めてのプリセプターでした。5階病棟には新人が2人で、もう一人の新人にはすごくできる先輩がついたので、「私なんかの知識で間に合うのだろうか」という不安がまずあって、私のせいで新人の成長に差ができては申し訳なさすぎるので勉強して何でも教えてあげられるようにしよう!と最初は意気込んでいました。
でも勤務表を見ると私は夜勤が多くて英淑さんとはすれ違いになることが多く、現場で直接教えてあげる機会が少ないことがわかって、そういえば自分が新人の時もそうだったし、知識的なことはその都度周りの先輩が教えてくれるから、プリセプターがするべきことは、話を聞いてあげること、メンタル面でフォローすることだと気づいたんです。

英淑さんは5階病棟でキャリアも2年あり、職場にもなじんでいましたが、あまり活発に話かけてくる方ではないので、こちらから「最近どう?」と声をかけたら見る見る涙目になるんですよ。「うわ、思い詰めてた!」という感じでした。小さいミスが重なって本人はすっかりへこんでいる様子でした。
話を聞いていてわかったことは、慎重さが足らないことでの失敗が多かったこと。普通資格を取ってから初めて現場に立つ新人は、ひとつひとつの行いが怖くて慎重になりがちです。私なんかも新人の時は慎重すぎた方なんですが、英淑さんは高校を出てすぐ今の病棟で働きながら学校に通って准看護師の資格をとったので、新卒とは言いながらも現場の環境には慣れているし、患者様とも慣れている、今までも助手としてナースの処置などを横で見ていたりしていたので、かえって怖がらないんです。だからよく確認しないで何でも一人でやろうとしてしまったことが元で指導されることが多いようでした。

まず一人ではないし、みんながフォローすることで頑張っていけることをわかってもらおうと思いました。新人が失敗するのは当たり前だし、周りが必ずフォローできる、大きな失敗をさせないように支えようと思いました。メールでの連絡も頻回にしました。メールの方が考えて打つ分、かえって本音が出せることもあると思います。

スタッフ数人で集まって自分の失敗談について伝えてあげたこともありました。私たちも注意を受けたからこそ忘れないし、いっぱい怒られて、いっぱいかみしめてきたこと、その経験が今の自分に活かせていることを伝えました。
「英淑さんが失敗してこういう注意を受けた」という情報は、他のスタッフが逐一私に伝えてくれて、それを聞いてこちらから先にメールをしたりしてフォローするようにしてきました。
まだ落ち着きがなく不安なところもあるけれど、彼女もずいぶんたくましくなりました。もう一人の新人ともすごく仲が良くて彼女の存在もプラスになったと思います。

プリセプティー 金 英淑さん2013年入職 2015年准看護師に

私は高校を出てすぐに共和病院に就職し、今の病棟で働きながら准看護師の資格を取りました。慣れた職場ではありますが、看護助手だった今までとは違って、その人の疾患を通して病態を理解し、ケアしていくことは大変難しいことだと痛感しました。

プリセプターの李美沙さんはずっと同じ部署の先輩なのでやりやすいと思っていましたが、勤務的にはすれ違いが多くて、連絡はもっぱらラインでおこなっていました。
同期の子たちが初めて夜勤に入るころ、私はその前に続けてミスを繰り返してしまったことがあって、師長さんから私については夜勤入りをはじめの予定から遅らせることを伝えられました。その時はすごく落ち込んでしまって、自分は向いていないんじゃないかと思い詰めました。

そんなふうに自分に自信がなくなったときや後ろ向きになりそうになったときに自分の背中をおしてくれる、というのが美沙さんの存在でした。私が不安なときにはなぜだかスグ気づいてくれてメールをくれたり、食事に誘ってくれて話を聞いてくれたりしました。

処置の手順や使用物品の準備など、私はあまりにも忘れっぽくて、確認不足がもとで注意されることが多かったんですが、ひとつひとつの医療行為が「何のために行うことか目的意識を持つこと」を教わりました。また、美沙さんと話していると、ただ落ち込んでいても何もすすめられない、頑張るしかないと思えるようになるんです。ミスをしたことで次の大きい失敗がなくなるし、前向きに頑張れば必ずできると励ましていただきました。

また、美沙さんが話を聞いてくれるうちに他の先輩もいろいろ助言してくれたり、フォローしてくれたりすごく私のことを気遣ってくれていることに気付かされました。
こんな私でも、かかわった患者様が軽快され退院される時に名前を憶えていてくださったり、感謝の言葉をいただいたりすることを経験でき、それがこんなにもうれしいことだと実感することができました。また一方で、患者様が充分に接することができないまま亡くなられたりしたときの、くやしさも経験しました。

先輩たちのおかげでなんとか1年間すぎて、少しは准看護師としての自覚ができたのではないかと思います。今年は私も1スタッフとしてある役割を与えられているので、しっかり責任を果たしたいと思います。何の役割か?ちょっとド忘れしました。(緊張していたからです。)

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