ヘルシープラザ

健康教室『運動で糖を消費しやすい身体を作ろう』

運動で糖を消費しやすい身体を作ろう

2015年9月8日(火) 共和病院 リハビリテーション科 永森元樹(理学療法士)

11月25日(水)、共和病院カンファレンスルームにて健康教室『運動で糖を消費しやすい身体を作ろう』が行われました。
糖尿病の運動療法というと、ウォーキングなど長い時間動き続けないと効果がないと思われている方が多いのではないでしょうか?しかし、ラクな動きでも、筋肉を刺激すれば血糖値改善に効果があることがわかりました。
今回の健康教室では、運動のやり方や効果についてお話させていただきました。
次回もたくさんの方のご参加をお待ちしております!

糖尿病の運動療法として適しているのは、『有酸素運動』です。

有酸素運動とは・・・十分に長い時間をかけて呼吸・循環器系機能を刺激し、身体内部に有益な効果を生み出すことのできる運動のことです。

【有酸素運動の効果】
①ブドウ糖をエネルギー源として利用
⇒血糖値が下がる。
②インスリンが働き易くなる。
③脂肪をエネルギー源として利用。
④体重が減る。  ⑤血行が良くなる。
⑥血圧が下がる。  ⑦骨が丈夫になる。
⑧心肺機能が強くなる。

『有酸素運動はできないよ』という方は・・・

「運動はつらい」、「時間がない」、「脚が悪く長時間の歩行は困難」、等の理由で有酸素運動が難しいという皆さん、簡単な筋力トレーニングでも血糖値改善に効果があることが分かりました!

筋力トレーニングの効果

筋力トレーニングにて筋肉を刺激すると、筋肉に糖を取り込む働きをするGLUT4というタンパク質が活性化⇒血糖値が下がる!

他にもある筋力トレーニングの効果

①ブドウ糖をエネルギー源として利用
⇒血糖値が下がる
②インスリンが働き易くなる
③基礎代謝量が向上する
⇒脂肪が減少する
④筋肉内の糖貯蔵量が増加する
⇒血糖値が下がる
⑤骨が丈夫になる

運動を開始する前に・・・

血糖コントロールが不良の場合や合併症を併発している場合は、運動療法のために症状が悪化する恐れがあります。

⇒運動を開始する前に、必ず医師の診察を受けてください!

運動をする際の注意事項は?

●運動は無理をしないこと。
●水分補給を徹底しましょう。
●運動前には準備体操、運動後には整理体操を行いましょう。
●運動に適した服装、靴を装着しましょう。
●低血糖の既往がある方、もしくは危険のある方はブドウ糖やあめ玉を携帯しましょう。

筋力トレーニングの進め方

●何種類行えばよいの?
一度に行う体操は3種ほどでOK。徐々に他の体操も行ってみて、いろいろな 筋肉を刺激すれば効果がアップします。
●どのくらいの頻度で行えばよいの?
筋肉を刺激すると、2日ほどは糖を取り込みやすい状態が続くので、週3回ほ どでOK。毎食後行えばより効果的です。
●回数はこなさなければ効果はないの?
いいえ。筋肉を刺激できればよいので、無理に回数をこなす必要はありません。 最初はもの足りない程度でやめておき、様子を見て回数を増やしましょう。

このページのトップへ戻る