ヘルシープラザ

2014年度 第2次院内学術発表会

2014年度学術発表会の様子

2014年度第2次院内学術発表会演題

  • 誤嚥性肺炎患者に対するベッドサイド表を用いた看護ケアの取り組み(6階病棟)
  • 摂食嚥下訓練の充実と退院後の継続した摂食介助への取り組み(7階病棟)
  • 当病棟における難治性褥瘡の治癒に向けての取り組み(3階病棟)
  • フットケア外来開設に向けて(外来)
  • 腓骨神経麻痺ゼロを目指した介達牽引の改良(5階病棟)
  • ウォッシャーディスインフェクターの洗浄工程の見直し(中央材料室)
  • 感染管理に対するスタッフの意識向上に向けた取り組み(ハーモニー共和)
  • PEGトラブル“0”をめざしてマニュアルに沿ったケアへの取り組み(4階病棟)

2014年度第2次院内学術発表会優秀演題賞

腓骨神経麻痺ゼロを目指した介達牽引の改良

  • 5階病棟 李美沙
  • 李広美
  • 橋本千種

李美沙(看護師)2010年入職 5階病棟勤務

テーマを決めるに当たっては、部署のみんなで話し合い、いろいろな案が出されましたが、今回の研究チームメンバーの橋本さんが5年前に学術発表のテーマに選んだニーブレースによる介達牽引について追跡調査をしてみようということで合意しました。5階病棟独自のテーマであるところが決め手になりました。

介達牽引は弾性包帯を使用してスピードトラック牽引をしていましたが、2人がかりで時間もかかるため、ニーブレ-スという膝用の装具を代用することでワンタッチで装着でき、また踵部の褥瘡予防に効果的との結果から採用しました。でも患者さん個々にあわせたサイズ調整ができず、ニーブレースそのものの耐久性の問題から腓骨神経麻痺との因果関係も懸念されました。

調査の結果、ニーブレース採用前の5年間の介達牽引を受けた患者様とニーブレース採用後の5年間で介達牽引を受けた患者様では後者の方が腓骨神経麻痺が多いということがわかり、整形外科Drや装具業者さんの意見を求め、結局弾性包帯を使用したスピードトラック牽引に戻すことにしました。過去の手法にもどすだけでは踵の褥瘡リスクを再発させることになります。繊維の細かい目のタオル生地を何種類か試す中で弾性包帯とのずれがおこりにくい最適なものを選んでかませることにし、ビーズクッションを置いて圧力の負担も軽減させることにしました。

李広美さんが研究の進め方を指導してくれましたし、発表スライドは橋本さんにほとんど作成してもらいました。私はリーダーとは言いながら初めての参加でわからないことだらけでしたが、ひとつひとつ先輩に意見を求めながら発表原稿を作りました。発表メンバーの3人がなかなか勤務が一緒にならなかったので、ファイルに疑問点をメモすると、他のメンバーが回答を書いて貼ってくれるという形で筆談しながらの作業でした。

私の発表の仕方を除けば、出来上がった研究発表は絶対優秀演題という自信があるものでした。発表後、看護部長や他の部署の先輩も「いい研究発表だったね。」と声をかけていただきました。

何よりもこの手法を試して以来、現在まで腓骨神経麻痺も踵の褥瘡も発生していないことがうれしいです。

今年は初のプリセプターの役割をまかされました。「その子のこれからが決まる」というぐらい責任が重い難しい役割ですが、私自身の1年目を支えてくれた先輩ナースへの感謝を胸に何とか頑張りたいと思っています。

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