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2014年度プリセプター・プリセプティー

2014年度プリセプター・プリセプティー

プリセプター 馬場 恵さん2008年入職 准看護師

プリセプターは4,5年前にやって以来の今回が2回目でした。新人さんの1年目の成長を託されるという気負いもありますが、まかされる、ということは光栄なことですし、また、私は元々のんびりしているほうなので、「なんとかなるだろう」と思って引き受けました。
同じ一年目でも同僚の山本さんがもともと職員だったので部署に溶け込んでいることが松田さんにかえってプレッシャーにもなったでしょうし、心細くもあったと思いますので、まずは焦らずに部署になれるところからだと思いました。

具体的な指導はむしろ、まわりのスタッフが熱心にしてくれて、私は少し距離を置いて励ましたり、声をかけたり、といったことしかしていません。早く一人前にとあれもこれも教えていっぱいいっぱいになるよりも、焦らずゆっくりと慣れていくほうがいいのではないかと思っていました。また、ずっと一緒というのもしんどいかな、と思って、あまりべったり張り付かず、遠目で見ていて適当なところでフォローすればいいかと考えていました。

でも夜勤明けでしゅんとしている松田さんの姿はよく見かけました。2人だけのペアでする夜勤では、相手も落ち着いた指導ができず、時間を焦るあまり、自分流を押しつけたり、強い口調で注意したりと言ったことが多かったのだと思います。

私はいつものように「気にしなくていいよ」と声をかけるぐらいなんですが、そんなとき松田さんは口には出さないけれども、顔に「悔しい」と書いてあるんです。どんな指導よりも自分に悔しいと思う気持ちが人を成長させると思います。

そうこうしているうちに松田さんもたのもしくなってきました。元々松田さん自身の姿勢が積極的で向上心がある方だったので、自分で勉強もし、力がついてきたのであって、結局私はあまり何もしなかったように思います。

今、部署の中で松田さんがまわりのスタッフと打ち解けていて、仕事をしながら笑顔が出ていること、プリセプターとしては最もうれしいことですね。

私自身は、今年通信課程に進学しました。子育てもひと段落したので、もっと看護の知識を深めたいと決心したんです。レポートとか大変そうなんですが、「なんとかなるだろう」と楽観的に思っています。

看護の専門分野も多義にわたり、褥瘡や排せつコントロールの専門資格や家族看護の専門資格もあることを研修で知りました。私たちの仕事で行かせる分野にもまだまだ深く学ぶべき領域が広がっているんです。

プリセプティー 松田 絵美さん2014年入職 准看護師

准看護学校の同級生の山本さんが共和病院で勤務していて、彼女から働きやすい環境があるし、卒後研修や教育の仕組みも整っていると聞いて共和病院に入職しました。

部署はその山本さんと同じ内科病棟。でもすでに人間関係に溶け込んでいる彼女と比べて、私はやっぱり緊張しっぱなしでした。新卒でも有資格者なので助手の方に判断を求められる場面があるのですが、患者さんの顔と名前が一致せずに紙に書いてある情報だけで指示をする私よりも、患者さんとよく接している助手さんのほうが患者さんのADLをちゃんと把握されていたりするので、指示をしてもちぐはぐなんじゃないかとそのたびに気にしていました。点滴も何度も失敗して患者さんに痛い思いをさせてしまって申し訳なく、私が行っていいんだろうか、と考えているうちにどんどん消極的になってしまいました。
プリセプターの馬場さんは、そんな私の気持ちを見透かしているように、尻込みする私に絶妙のタイミングで「やってみようか」と背中を押すんです。未経験の処置などがあるといつの間にか後ろに来ていて「あ、松田さんが行きます」という感じでした。

そのおかげで、やっているうちに自信もついてきて自分から「私がやります」と言えるようにもなってきました。経験を踏んだからでもありますが、あの時期にやってみようというスタンスの大切さを教えてもらったことが自分の中でとても大きく感じています。

私も結構大人だったので、他のプリセプターさんの記事にあるような、自分から悩みを打ち明けることもあまりできず、号泣したりといったエピソードはなかったんですが、私の心の中にヤモヤした悩みがあるときにいつも「細かいことは気にしないでいいよ」と馬場さんがおおらかに励ましてくれたことで何度も救われていました。口に出さなくてもわかっていてくれる、というのは安心感につながっていました。

急性期の内科病棟は、患者さんがちょっとよくなると地域包括ケア病棟に転科してしまうので、患者さんが元気になって退院していく姿にもあまり触れる機会が少ないです。
患者さんの様態が落ち着いているときにベッドサイドに行ってお話をするひとときが一番ほっとするんですが、自分自身にゆとりがないのでなかなかそういう機会はめぐってきません。

でもこの人のようになりたい、という目標にできる先輩が周りにたくさんいます。少しでも近づいていけるように吸収して、患者さんに貢献できるナースになれるよう頑張りたいと思います。

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