ヘルシープラザ

2019年度プリセプター・プリセプティー

Preceptor2019

Preceptor 李 美佳さん(中央)

私は、ここ6年程は毎年プリセプターの役割をいただいているのですが、今回のように本当に若い新人さんを受け持つのは初めてでした。今までは年齢的にも同世代の方とか一度社会人経験がある方がほとんどだったのが、今回は高校の衛生看護科卒なので最も若い看護師さんですし、社会人としても全くの一年生、しかも同時に2人ということで、まずは環境の変化や職場に慣れることが何より必要だろうと思ってゆっくり目に指導しようと考えていました。

プリセプター制度の決まりとして2週間に1度は交換日記をして、いろいろな悩みや相談とかに返事を書くことになっているんですが、家に帰ってから子供を寝かしてさあ、書こうと思って文字にするとなんか違うように感じてしまって、何度も下書きをしては書き直しで、あんまりうまく活用できませんでした。他のプリセプターさんは割と夜勤が多くて新人さんとはすれ違いが多いという話を聞きますが、私は下の子が小さいということもあって、夜勤が免除されている期間だったこともあり、その分直接かかわる機会は多く持つことができました。

私は、関わり方としては、基本的には一緒にバイタルサインをチェックしに行って新人に観察項目について質問し、抜けている部分があれば補足する等、まず自分で考えてもらってからフォローするといった形で行っています。2人とも若い分、素直に受け止めて吸収するので覚えるのも早かったという印象があります。

中西さんと森本さんは同期で同じ学校出身、部署も一緒なので不慣れな環境でもお互いに支え合うということができていたと思います。でも中西さんが夜勤に入ろうとする頃に森本さんは産休に入る時期になって一旦現場を離れることになってしまい、現場に残る中西さんも不安だし、森本さんは同期の子たちから取り残されてしまうような不安もあったと思います。

また、森本さんが復帰した時期は特に忙しくて、緊急入院についたりするのも復帰後すぐのことでしたし、何より初めての子育てということもあって本当に大変だったと思います。部署はママさんが多く、みんなお互い様なのでできる限り周りでフォローしようという雰囲気はあり、部署のみんなでできるだけ協力できるようにと思っていましたが、仕事もさることながら、授乳で現場を抜けたり、保育所のお迎えも18時というリミットがあるので、どうしても本人は周りに気を使ってしまっていたと思います。

正直2人ともやめたいと思ったときもあったようです。でも今は患者さんと話をしているときが楽しいです、と言ってくれるし、自分から率先して動くようになって大変頼もしくなりました。
一年の振り返りの時に私のようなナースになりたいと言ってくれました。多分お世辞だと思いますが、うれしかったですね。

Preceptee 中西 葉月さん(写真左)

最初のころは、現場はわからないことだらけで不安しかなかったです。周りは同期の新人ナースでも以前共和病院で助手をしていた経験のある人が多く、私たちより職場のことがよくわかっていて周りにもなじんでいるように思えましたが、私たちと言えば環境にも馴染んでいない上に何もわからないので、とにかく緊張と不安の毎日でした。先輩たちは忙しそうにしているので誰に聞いたらいいかわからないし、だからといって聞かなくては何もできないので聞くしかありません。そういう意味で本当に森本さんと一緒の部署だというのが唯一の心のよりどころでした。

プリセプターは李美佳さん。美佳さんには、処置とかいろいろ見せてもらって、今日はどういうところを学べたかを問いかけられ、それについて回答すると足りないところを補足して教えてくれる、聞かれて、応えて、修正していただくという形で指導していただきました。1対1で指導してくれるし、はっきり言ってくれるので正直言うと最初は厳しく感じたこともありましたが、今は糧になったというかすごく身になったと思って感謝しています。

一番不安が大きくなったのは、森本さんが産休に入る時期に私はメンバー業務を始めるタイミングになり、入院の受け方など新しい役割を教わる時期が重なってしまったときです。森本さんがいない3か月間というのが本当に心細かったです。そんなとき美佳さんはすごく意識的に声掛けしてくれて安心したし、何度もフォローしていただき、個別に話をする機会も持っていただいて、すごく気持ち的に救われました。

最初の頃、患者さんに点滴するときに失敗してしまって、こちらも緊張と申しわけなさで完全にテンパってしまっていたときにその患者さんから「血管はいっぱいあるから大丈夫やで。」って逆に励まされてしまったことがありました。本当に患者様から励ましていただくことが多かったです。こちらの緊張って患者さんに絶対伝わってしまうんですよ。看護師としてはそういう気遣いを患者様にさせないようにならないといけないと思いました。

今は、最初に比べたら少しは自分から動けるようになった、情報を発信したり、仕事で意見を持てるようになってきたと感じています。

まだまだ知識もない中で、患者さんの横に行って話をして、こんな自分でも頼りにしていただいたり感謝して下さったりするとうれしくてやっててよかったと思うことができます。でも責任も重くて、薬や注射について間違えたらどうしようという不安もあります。どうしてこの処方なのかとかもっと知識を付けていろんな不安をなくしていきたいと思って、薬と点滴についてノートを創ってまとめています。

わからないことをそのままにせずに振り返って調べて聞いて知識にすることを心がけたいと思っています。患者様の前では、どれだけ忙しくてもそれを顔に出さないよう、患者様に心を開いていただいて何でも話していただけるよう、患者様に信頼していただける看護師になりたいと思います。

Preceptee 森本 侑美さん(写真右)

高校の衛生看護科に進学した頃、特に看護師になりたいと思っていたわけではなくて、母から勧められ、私も進路について思いが固まっていなかったので選択した進路でした。学校に行ってからドラマとかで見るイメージとは実際の看護の仕事はだいぶ違っていて、本当に大変な仕事なんだと知りました。でもその分やりがいもあるのが看護の仕事であると教わりました。

私は大変人見知りで、人とかかわることが苦手なので、現場に入ってからは新しい環境に溶け込むことがなかなかできなくて苦労しました。環境には慣れるしかないし、わからないことは聞かなくてはならないけれど、タイミングを見計らわなくてはならなくて…ということに神経を使いました。プリセプターの李美佳さんの後ろに一緒について廻って、わからない部分を指導していただき、あいている時間に今どれくらいできているかをチェックしてもらいながら指導していただきました。私が人見知りなので声をかけること、確認をすることが大変だったんですが、李美佳さんや主任、副主任から大変気を使ってフォローしていただいていました。

ひまわり研修で同期のみんなと一緒に学んでいたのに私だけが9月から産休に入り、3か月も現場を離れることになりました。みんなよりも仕事を覚えることは遅れてしまうし、初めての子育てとの両立にも不安を感じていました。

復帰してみると私が産休中だった3か月の間に中西さんは入院とかも受けることができるようになっていて、私よりもずっと進んでいるのに私はわからないことだらけ、周りからは中西さんと同じレベルでできると思われていて、でも「できません」って言わなくてはならないことが多くて、それが負担でした。そこで仕事が終わってから中西さんにわからないことを聞いてたくさん協力してもらいました。また、職場には子育て中の先輩がたくさんいるので気持ちをわかってくれたこと、うちの子供もかしこくて、あまり手がかからないこと、主人も協力してくれたこと、本当に周りのみんなに支えてもらって、無事に年を越すことができたなあと実感しています。

今では、少し自信がついてきて患者さんへの声掛けも自分から話すことができるようになったと思っています。手伝えることが多くなり、代わりにやっておきますと言えることができてくると、患者様にありがとうと言っていただけたり、先輩に助かったわと言われたりしてやりがいにつながります。

看護の仕事は大変なことが多いですが、院内保育所を利用していますので、子供を抱いてのバス通勤、今はこれが一番大変です。

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