ヘルシープラザ

2019年新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。平成31年となりますが、5月1日からは新たな元号が制定されます。

 昨年は国内に於いては台風・地震・豪雨と多くの災害を経験いたしました。今年は自然災害のない一年であることを祈っています。

 国外では朝鮮半島の平和構築に於いては画期的な年でありました。敵対していた朝米のトップが会談、3回の南北首脳会談を通して朝鮮半島に於いて平和な雰囲気が作られましたが、今年も引き続き会談を重ね確固とした平和体制を築く年になってほしいと思います。

 現在の日本は超少子高齢・人口減社会に入り、国家予算の1/3を占める社会保障費は今後も膨らみ続けます。昨年は医療・介護報酬の同時改定が行われ、地域医療構想、地域包括ケアシステムをいかに構築するかとの方向性が提示されました。

 病院の機能分化と連携ということで昨年各病院の病床機能を行政側に報告、それをもとに地域医療ビジョンとして、2次医療圏ごとに病院機能・病床の必要量を含む地域の医療体制の将来像が検討され、昨年10月に一回目の会合がありました。

 現実には医療介護にかかる費用を削減して行かねば国家財政は厳しいということで、病院機能の分化・効率化によって、急性期病床と療養病床の削減を図り、在宅・介護へと移行させていく方針かと思います。

 人生100年時代、平均寿命は男性81.1歳、女性87.3歳(2017年)で平成の30年間に約5歳延長しました。日常の診療でも90歳前後の患者さんに接することが多く、医療の進歩によるところが大きく貢献しています。特に日本人死亡率の上位を占める、がん、循環器疾患、脳梗塞等の治療の進歩によって高齢者の死亡率も低下したようで、治療しながら長生きを目指す患者さんも増えたように思います。

 超高齢社会での医療は延命のみならず生活の質(QOL)を保つことが大切で、高齢の患者さんは複数の慢性的な疾患を抱え、治療に努めても以前のような状態の戻ることは困難なことが多いのです。そのため患者さんを地域全体で支えることを目標に、疾病の治療と並行してQOLの維持のため、地域における医療機関や介護、行政とも連携した地域包括ケアシステムの構築を目指しています。

 高齢化が進む中で当院のような中小病院は地域の人々の生活を医療・介護から支える病院として、高度急性期病院と診療所の中間的機能を高めていきながら、高齢者の急性増悪に対応し、リハビリテーション、認知症、在宅療養支援にも努め、地域の医療機関や介護施設と連携した地域包括ケアを支える病院として診療活動に努めて行きたいと思います。 本年もよろしくお願いします

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