ヘルシープラザ

2017年新年のご挨拶

2017年、酉年、新年あけましておめでとうございます。

地域の皆さんにはすがすがしい気持ちで新年を迎えられたことと存じます。
旧年中は7月に病院機能評価を更新し、10月から電子カルテの導入に際しては、患者さんにはご迷惑をおかけしましたが徐々に扱いに慣れ、迅速、正確に診療できるようになり、待ち時間の短縮に努めています。

今年は病院創立50年を迎える年、長きにわたり医療活動を継続できましたことは地域の皆さんのご支援の賜物、今後も一層の飛躍を期して頑張っていきたいと思います。

50年の間、日本の社会は少子・高齢社会となり、医療を取り巻く環境も様変わりしました。平均寿命の延長、脳死、臓器移植、患者さんの権利尊重、医療機器や疾病の治療法の進歩など枚挙に遑がありません。

50年前の60年代は日本の高度成長期、国民皆保険が実現され、70年代には老人医療の無料化実施などを経て、医療基盤が整備され拡充される時代でありました。
この間に病院は1967年の創立から移転、拡張を経て、85年に現在の規模なりました。
90年代からは患者層の高齢化に伴い病院の機能分化と患者の視点に立った医療の提供が要求され、私たちも超高齢社会への対応として急性期から慢性期。在宅まで視野に入れた医療を展開するようになりました。
2000年に介護保険制度がスタートし、医療から介護を包括的に提供する活動が要求され、同友会も病院の病床機能の再編と共に、老人保健施設、特別養護老人ホーム、今年にはサービス付き有料老人ホームを整備し、多くの地域の方々に安心して生活を送れますよう、継続的に支援する体制を整えることができました。

今後も病院を中心に各施設とも機能強化しながら、地域の医療機関・施設と連携し、生野区の健康的な街づくりに貢献したいと思います。

現在、日本は財政再建が緊急の課題とされ、高齢者には負担が増加するつらい時代です。
昨年末に今年度予算が決まりましたが高齢化で国家予算の1/3を占める社会保障費は自然に増加して行きますが、政府は社会保障費の伸びを抑えるため躍起になっています。
そのため今後は医療・介護とも高齢者には所得に応じた応分の負担が求められており、後期高齢者の保険料、介護保険では現役世代の保険料も負担増となるようです。

10%の消費増税も2回にわたり延期されましたが、政府には私たちの負担はどこまで増えるのか、今後20~30年と高齢化が進みますので、場当たり的な数字合わせでなく、先行きの不安に応える制度改革の全体像、ビジョンを示すことが大切かと思います。

2017年1月1日
医療法人同友会
理事長 辺 秀俊

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